一般的にサケは川で産卵後、孵化し、その稚魚が川から海に下り、3~5年後に母川に回帰する性質を持つものをサーモンと呼び、淡水域に生息し続けるマスをトラウトと区別していますが、サケでも淡水に生息するもの、また、マスでも降海するものもあり、あるいはその両方の性質を持つため区別が難しいのが現状で、そのため現在でもサケ・マス類として一括して取り扱っています。

今回はもう一つ、赤身魚と白身魚の話をしましょう。さて、鮭はどっちかな?
赤身・白身の区別は、魚に限られた分け方で、動物にはなく、生物分類上のものではありません。魚屋さん、お寿司屋さん、水産加工品などで便宜上使われるものです。肉が赤いか白いかで決まる分け方です。サケは、この分け方の土俵に上げてもらえないのが現状です。

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