桜エビの食材としての素晴らしさについて

浜で水揚げされた桜エビは生のまま、あるものは釜揚げで、煮干しで、素干しでと荷姿をかえて、各地の市場に入ってきます。特に生の桜エビが冷凍冷蔵技術と輸送手段の進歩によって、遠隔地でもいただける喜びは、日本人の誇りでもあります。

桜エビについての食べ方や美味しさは皆様ご承知と思いますので敢えて申し上げませんが、食材としての素晴らしさを紹介して終わりとします。

桜エビは、他のエビと比較して栄養価の違いが大きいのです。他のエビは普通、身の部分だけを食べていますが、桜エビは頭も殻も内蔵も全部、丸ごと食べるので、カルシウムの多さは他のエビの約15倍にもなるといわれています。カルシウム不足からくる骨租しょう症などの予防に絶好の食材といえます。加えて、食物繊維の多さには目を見張るものがあります。エビの殻は立派な食物繊維ですから覚えておいて下さい。

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