干物の巻

四月の初め、店での活けを買い求めました。おかずに、然して食べたかったわけでなく、唯珍しかったからです。その前に、やはり活けの愛魚女を買った時は家で刺身と、片身煮付けで、旨かったです。

刺身の片身の骨抜きが意外と面倒だったので、今回のは、天気が良かったこともあり、三枚に開いて干してみました。翌日、日曜日の朝は我が家の定番、お粥のおかずでの干物をいただきました。

時々食べるキタノホッケの干物とは違った旨さで、香りが良かったのが一番の違いと思いました。干物を作ったときの条件が良かったことも旨味のポイントです。鮮度が良かった事、塩加減、お日様に当てた事、それに加えて、天然のに比べて脂肪ののりが多いと感じられる養殖のだった事にもよると思われます。も養殖される時代になりました。造られる魚の時代になって養殖魚が幅をきかせていますが、殆ど”旬“がない養殖魚ながらも、味の良さ、歯ごたえなど天然と比べて遜色ない位の魚が増えてきています。

固定ページ: 1 2