河豚

4月19日、第59回ふぐ供養祭が築地市場内・特種物低温卸売場に於いて行われます。供養祭も来年は還暦を迎える由緒あるお祭で、毎年盛大に営まれる恒例の行事となっています。

河豚の旬が冬とされながら、桜の咲く4月にと思われますが、河豚供養は、河豚の食用時期が終る4月末頃、河豚の本場、下関市の南風泊市場で行われます。

築地市場でも、ふぐ組合の主催による追善供養が人間と同様の法要で営まれます。その後、墨田川への河豚の放流が行われ、供養のあと魚河岸俳句会の句会が恒例となっていました。

しかし、尾村馬人会長が亡くなって以来、供養後の句会の開催が困難となった今、供養の前後に句会を開き、河豚に感謝の気持ちをお供えしています。

今月の魚の話は、河豚供養祭を前に、河豚のほんの一面、俳句を供養のつもりで紹介させていただきます。

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