鰹を下している30代の若い人、良く研いでありそうな包丁を手に、鰹の半身を下しました。

俎板に置かれた下身の中骨に薄く残された身肉を、出刃でこそいで捨てました。骨の側の一番旨い可食100%の部分をですよ。

私なら、その部分が多ければ「食べてみて」と周りの人に分けるなり、即座に口に入れて味を見て、魚の値打ちを判断します。それが普通・日常の所作ですから。

捨てることには、”勿体ない“”無駄にしない“という教訓にも繋がりますが、それよりも普段、魚に対しての”扱い“等の”教え“が薄れてきたように思えてなりません。叱り付けたり、怒鳴ったりして、教え込む時代はもう古いんでしょうね。

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