この魚、釣りの分野でも著名で「餌取り名人」とか果ては「餌泥棒」とまで名を高めます。

口は小さく、針に付いた餌を啄むように食べるため、なかなか針にかかりません。釣人の意欲を掻き立てる特異な魚で、これしか狙わないという釣人もいます。

季節を通して味が落ちない魚で、1年中美味しく食べられます。中でもオススメは、肝が大きくなる秋から。フグ目カワハギ科の魚で、身はフグ並と言われています。繊維が固いためフグ同様薄造りで、肝をちょっと湯がいて肝醤油で食べましょう。

顔が長く馬の顔に似て名がつけられた「ウマヅラハギ」はみりん干し等に加工され、ちり鍋によく使われますが、刺身にしても旨い魚です。

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