鯒の仲間にはマゴチ以外に、メゴチという和名の魚がいて食用とされていることも憶えておいて下さい。

ネズッポは湾内や沿岸の砂泥底に腹を底につけて生息しています。

キス釣りの時、棚を取り損ねて、餌を底につけると、メゴチに食われることになります。釣れると、鍶を張って威張って上がってくる生意気な魚で、ぬめりが強く、棘があるので手拭で掴むのがいいのです。

メゴチのぬめりは半端じゃありません。メゴチ釣りには手拭を、穴子釣りには新聞紙が欠かせません。

釣った魚を下ろすのは釣った人の最終責任です。鍶の下に包丁を入れ頭を落とし、内臓を包丁の先で取り出しきれいにします。中骨に沿って両側から包丁を尾の付け根まで入れて、尾の付け根で中骨を切り落とします。

これが松葉おろしです。

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