たたき

毎度!宮内一郎です。

 たたきの季節がやってきました。たたきと言えば鯵と鰹ですが、魚種によって調理法が違います。

鯵のたたきはアジを三枚におろして、包丁の刃でたたいた料理です。鰹のたたきは、節取りをしたカツオの表面を焙って厚めに切り薬味をのせて包丁の腹でたたいて味が染み込みやすくする料理です。

鯵などのたたきは、たたきなますというのを略した言葉です。
本来は漁に出た人が釣った魚をその場で調理して食べたなますのことで、魚を三枚におろして包丁の刃で身をこそげ取り、味噌を加えてたたいて食べたものでした。

膾(なます)とは、本来魚等の生肉を細かく切ったものを言った言葉でしたが、現代ではそれを酢に浸した食品を指すようになったようです。このたたきは、アジに限らず、キス、ハゼ、イワシ、トビウオ等釣れた魚全てに通用する料理です。

たたきは、鯵の食べ方としては最もポピュラーで人気がありますが、家庭で作るとなると意外と少ないようです。是非挑戦してみてください。

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