チャッパ     

 

毎度!宮内一郎です。

 

七月の魚河岸俳句会で、懐かしい言葉に出会いました。

暑さ増し 茶葉の刺身 夕涼み  鰹海

茶葉は当て字で、チャッパと読みます。
房州勝浦、銚子、三崎、御前崎など、関東、東海の一部地域では、10キロ以下の小型キハダをチャッパと呼んでいました。
築地の市場でも、3~4キロの小キメジをチャッパと呼んでいたのを思い出して、この稿を書き始めました。
チャッパとは、キハダの仔魚です。キハダマグロではありません。キハダの仔魚です。
キハダは、魚体のサイズ毎に呼び方が異なります。一般的に、25キロ以下を小キハダ、15キロ以下をキメジと呼び、さらに小さいサイズを小キメジ、チャッパと呼んでいます。
キハダは淡い紅色をした身肉で、マグロ類の中では脂肪分が少なく、色持ちもよく、特に赤身は春から夏にかけて、さっぱりとして美味しく食べられます。
名古屋から西日本で好まれるマグロで、クロマグロの少ない夏場は刺し身にして人気が高い魚です。
チャッパという言葉は京都の方から使われ始めたのでしょうか、浜松、名古屋あたりから西の地方で呼ばれ,キハダの地方名も関西に多くみられます。
和歌山や高知、九州ではイトシビ、沖縄ではチユーナガシビなど。
築地の市場で、使われなくなった言葉やものを集めて,この稿を埋めたいとおもいます。

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