次は「寸法」を測ります。私たちが魚の大きさを測る時、大体目方で判断しています。「この鮪は100キロ近くあるね」とか「4キロの鰹は大きいから2キロ台をくれ」、「5キロ入りで25本は大きいから150gの鯵をそろえて」等、現在わずかながらですが、「目の下1尺」とか「手の平サイズ」などと、大きさを長さで表す方法も残っています。

魚の分類の図鑑によると、正確に長さ、高さ等の測り方があります。全長、体長、体高等です。

全長とは、体の最も端から尾鰭の後端までの長さをいいます。浜鯛(オナガダイ)は長いですね。

体長とは、体の先端から尾鰭を左右に折り曲げた時にできるしわの位置までの長さです。

体高とは、文字通り魚の背丈です。(前の縞の話では魚の頭を上に立てて横の縞を「縦縞」といわせたのに、ここでは魚を横に寝かせて体高だなんて、ナンデダロー!)背鰭の付け根から腹鰭の付け根までの距離を体高といいます。同じ魚で体高を比べた時、体高の高い魚の方が、「旨い」というのが私の「持論」です。

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