丸宮の味噌漬 銀鱈
標準和名 ギンダラ
分類 カサゴ目ギンダラ科ギンダラ属
流通名 ぎんだら
主な産地 アラスカ カナダ ロシア
生態 体長は1mぐらいまで成長
水深300~600mの泥面に住む
大きな群れを形成しています。
タラの名がついていますが、タラの仲間ではありません。ギンダラ科の仲間にはアブラボウズがいます。アイナメやホッケに近い魚です。
国内では普通に北海道以北に分布しますが、その量は多くありません。
日本で初めて報告されたのも1939年になってからです。寒流の勢いが強かった年には、相模湾でも漁獲されたことがあります。
また、三陸沖では、秋から春にかけて底引き網や底は縄で捕獲されます。
魚として長生きの方で、雄は7年、雌は8年で成熟し、20年以上切ると考えられています。
肉は白身で脂肪分が多く、ビタミンA、B群が多く含まれています。冬が食べごろで、火を通すと身離れが良いので、味噌漬け焼き魚、フライにも良く、煮付け、鍋にも向く美味しい魚です。
かつてはムツと偽って販売され、問題視されたこともありましたが、現在では本来の名が市場にも定着しています。入荷量は以前に比べて減少して、市場価格も上がっています。
ほとんどは冷凍のドレス(頭と内臓を除去したもの)を入荷します。惣菜用の切り身に、味噌漬け刺身に利用されています。アメリカでは燻製にされているようです。