味噌漬けの焼き方
当店では味噌漬を商品として取り扱っております。
魚の味噌漬は、西京味噌(白味噌)の床に素材を漬け込んで焼く方法で京都地方独特の焼き方です。西京焼きとは、アマダイやアコウダイ、サワラなどのように淡泊な白身魚に、一味付け加えるために使われますが、ブリやサバの様に脂分の多い魚のクセを抑えて、食べやすくする効果もあります。
では、味噌漬の焼き方について、ご紹介したいと思います。
①味噌を落とします。
味噌漬の魚は弱火でないと表面が焦げやすく、中まで火の通りが悪いものです。特に味噌がついていますと、表面が焦げやすく、焼き映えがしません。味噌を箸や濡れ布巾でよく拭き取るとよいでしょう。
②金網を前もって焼きます。
③皿に盛りつけたときに、表になる方から焼きます。
*切り身の場合は、味噌漬の切り身は皮のついた方から焼きましょう。
④焦げ目を目安に丁度良い色合いになるまで焼き、次に裏返して下になる方を焼きます。
*「魚は大名、餅は乞食に焼かせる」というように、魚を焼くときは何回もひっくり返さないようにします。
*白身の魚は少し手前で焼き上げ、背の青い魚(サバ、いわし、さんま等)は火が十分通るように焼きます。
火加減に注意して、上手に焼き上げてください。