鰆“鱪”鰍鮗

魚夏この字、何と読みますか?

漢和辞典には載っていません。無いのです。

魚偏に春は鰆―さわら、秋は鰍―どじょう・いなだ、冬は鮗―このしろ、四季があるのだら、魚偏に夏があって当たり前という考え方は素直過ぎますか?造り忘れたのかな。

考えれば考えるほどおかしいと思いませんか。寝られなくなっちゃった。その代わりと言ってはなんですが、暑い盛りに多く獲れるから“鱪”という字をシイラに当てた様です。

考え序に語源はといいますと、この魚の体皮が堅く、薄身で肉が少ないことから、米麦の結実しない籾のことを“粃”の意味であると受け取られているようです。

シイラは全世界の暖海のやや沖合の表層に生息しています。日本の沿岸では暖流の影響を受ける地域で夏から秋に普通に見られます。

まず魚体。成長すると1.8mにもなる大型魚で、細長い体の背縁と腹縁はほぼ直線状で、強く側扁(左右に押しつぶされたような形)します。額の輪郭は雌雄で大きく異なり、雄の成魚の額は極端なおでこで、成長と共に頭でっかちに変わるのが特徴です。雌はごく普通の丸みを帯びた顔立ち。

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