歯鰹について
体側に六、七本の縦縞がはっきり出るので、カツオは区別できますが、この魚をシマガツオと呼ぶところがあります。
築地ではキツネとかホウサンの別名もある魚で、夏から秋に多く獲れます。
須磨について
カツオやヒラソウダに姿が似ていますが、胸鰭の下に数個の小さな黒い点があって区別できます。
この黒点は死ぬと殆ど消えてしまいますが、カツオの死後、縞模様が現れるのと対照的です。
この黒点がヤイト(お灸)の跡のようであることから、関西・四国ではヤイト・ヤイトバラと呼ばれます。
刺身でも塩焼きでも旨い魚ですから、身近に見かけたら御賞味下さい。