Category: 冬の魚の話をしましょう (page 1 of 4)

スケトウダラ(2016年2月号)

 

皆さん、TACという言葉、ご存知ですか?

TAC(Total Allowable Catch)は一般に漁獲可能量と訳され、魚種年間の漁獲可能な上限量を決定する漁業管理方式です。現在我が国のTAC制度対象魚種はサンマ・マアジ・マイワシ・サバ類・スケトウダラ・ズワイガニ・スルメイカの7種類で、これらは消費者の人気の高い魚ばかりです。

マイワシは88年の漁獲量が448万t。90年代に減り続け、03年には5.8万tに落ち込みました。漁獲量が激減しているマイワシについて、水産庁が「禁漁」を打ち出そうとしたのは、資源枯渇の中で日本海系のマイワシの漁獲量の落込みが特に激しかったためです。魚の場合、資源回復には漁獲制限しかないと言われています。TACは大切な「括り」なのです。

ページ: 1 2 3 4

クエ(2015年12月号)

九絵

北の湖さんを偲んで

11月20日、日本相撲協会理事長で、第55代横綱・北の湖敏満(本名・小畑敏満)さんがお亡くなりになりました。お悔み申し上げます。北の湖さんと東卸組合のお付き合いは、昭和62年の冬ですから、今から26年の冬ですから、今から28年前のことになります。毎年、春・夏・秋・冬の年4回、出版していた組合発行の小冊子「魚と生活」のゲストとして、お話を伺っていました。

「私の体に見るオサカナのご利益」と題した話の中に「クエ」の話題もあったと記憶しています。

強すぎて 憎たらしくて 早すぎて  伊栄井

ページ: 1 2 3 4

メヌケ(2015年11月号)

メヌケ

今月の魚はメヌケです。

美味しい魚ですよ。

 

卵胎生について

メヌケ類は深海にすむフサカサゴ科の体が赤色の大型種をまとめて呼ぶ名称です。

深海で漁獲されて、急激に引き上げられる途中、生息場所より水圧が下がり目が飛び出す結果となって目抜と呼ばれます。

メヌケと呼ばれる魚はオオサガ、バラメヌケ、サンコウメヌケ、アコウダイ、アラスカメヌケなどが知られています。

このメヌケ類もメバルやウスメバル等のメバル類も分類的にはフサカサゴ科メバル属で、いずれも卵胎生を行います。

ここで卵生・胎生・卵胎生の話をしましょう。

魚類には卵を産む卵生と、仔魚を産む胎生があります。魚類の多くは卵生ですが、軟骨魚類の約半分と硬骨魚類の一部は胎生です。

卵生の魚類は普通、卵と精子を水中に出して体外受精を行います。胎生の魚類は交尾を行いますが、軟骨魚類は卵生・胎生に関わらず全て交尾をして体内受精を行います。

胎生の魚類では、卵は雌の体内で孵化し、そこで成長したのち体外に生み出されます。

体内での栄養の取り方は様々で、卵黄だけに頼るもの、胎仔が後から排卵される卵を食べるもの、母体から何らかの手段で直接栄養を受取るものまであります。

卵胎生は、卵が母体内で孵化しますが、母体からの栄養を受けずに出産されます。胎生に含めて考えてよいので、近年では卵胎生の用語は使用されない傾向にあります。

ページ: 1 2

ナマコ(2014年12月号)

海鼠

「人類の中で一番勇気のある奴は、最初にナマコを食った人だ」とはよく言われる冗談ですが、海の中のネズミに似た生き物という意味で、海の鼠と書いて海鼠と読ませます。何れにしても気味の悪い動物として見られているようです。

私は大のネズミ嫌いでして、鼠という字を見るのすら嫌で、テレビの画面に出ればすぐに廻してしまう程ですが、なぜかナマコに関しては毛嫌いせずに、河岸に入った時からの付き合いで今日に至っています。

ページ: 1 2 3 4

カワハギ(2014年11月号)

皮剥

言葉のアクセントについて気になっています。

ごく若い人が使っているであろう「彼氏・カレシ」のように語尾にアクセントのある言葉。も一つは、市場の移転先の「豊洲」。アクセントが「ト」に有るのが標準語と思っていましたが、駅でも「トヨス」とアナウンスがあれば、訛った言葉が標準化されると心配もします。

最近の話で、国会で蓮舫議員が法務大臣に質問の中で、語尾にアクセントをつけて「うちわ」を喋っていました。議員が訛ってたのでしょう。

ページ: 1 2 3 4 5

前の記事